パキスタンの核兵器施設へタリバンが3回の攻撃 - UPI通信、FOX NEWS -

FOX NEWS とUPI通信が8月11日と12日にわたり、最近の2年間でタリバンによるパキスタンの核施設への攻撃が3回あったことを伝えた。

http://www.foxnews.com/story/0,2933,538959,00.html

http://www.foxnews.com/story/0,2933,539242,00.html

http://www.upi.com/Emerging_Threats/2009/08/12/Commentary-Pakistan-nuke-thefts-foiled/UPI-26141250071200/

両メディアとも、ウェストポイントの Combating Terrorism Center Sentinel の報告をもとにしており、FOX NEWS ではその報告の事実をアメリカの政府高官が認めている。

http://www.ctc.usma.edu/sentinel/CTCSentinel-Vol2Iss7.pdf

8月12日は、FOX NEWSにキッシンジャーが呼ばれてインタビューに答えているが、パキスタン軍の中にタリバンを支援している勢力がいるという警告をした後は、北朝鮮や隣接しているインドの話に流れてしまっている。

8月12日付けのUPI通信の論説記事によれば、3回の攻撃の1回目は、2007年11月1日にSargodhaの核ミサイル保管施設で、2回目は2007年12月10日にKamraの核空軍基地での1名による自爆テロ。3回目は2008年8月20日に、Wah にある非常事態に核弾頭やロケットの組み立てが行われるパキスタンの主要な核兵器の軍事基地(Wah Cantonment Ordnance Complex)で、数ヶ所の入力ゲートが、数人のパキスタン人のタリバンによって自爆テロによる攻撃を受けた。3回目の襲撃は前2回と比べ大きいものであった。

(コメント)

アフガニスタンとパキスタンでは、タリバンとアルカイダは連携して行動している。核兵器施設への3回の攻撃は、タリバンとアルカイダが協力して攻撃が行われたと推測する。

パキスタンの核兵器については、タリバンやアルカイダと親近性が高いと言われているパキスタンの三軍統合情報部(ISI)の動きが、アメリカの諜報機関などによって警戒されている。

DOMOTO

http://www.d5.dion.ne.jp/~y9260/hunsou.index.html