欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事は、「世界経済は金融危機の次なる段階であるソブリン債危機にすでに突入した可能性がある」と警告したそうだが、同様の、IMFが4月20日に発表した金融安定性報告はしらばくれている。

「IMF、金融危機が「新たな段階」に入ったと警告」

http://www.asyura2.com/10/hasan67/msg/682.html

問題は、ソブリン市場から流出する膨大な資金が、「いつ」、石油・穀物などの商品市場へ流れるかだ。

世界の債権市場5000兆円に比べ、商品の先物市場は規模が小さく、一番大きいWTIの石油市場でさえ、300分の1すらない15兆円にすぎない。それと共にトウモロコシや大豆など3兆円規模の市場へ5000兆円規模の債権市場から大量のマネーが流れてきたら、未曽有の世界的なインフレが起こる。

http://blogs.yahoo.co.jp/bluesea735/31241599.html

沈没日本民主党の名ばかりの「戦略本部」は、ソブリン・リスクから流出する膨大な資金が石油・穀物市場へ流れた時の危機対策を最重要課題とするべきだ。最近の「景気持ち直し傾向」などというマスコミ・レベルに乗っているようだから、アメリカの経済支配層に馬鹿にされ、いいように利用されるのだ。

もっとも、自民党も含めた日本の全政党に、このことは期待すべくもないから、国家破綻が一日も早くやって来て、敗者再復活の環境におかれるのを待つべきなのかもしれない。





DOMOTO

http://blogs.yahoo.co.jp/bluesea735

http://www.d5.dion.ne.jp/~y9260/hunsou.index.html