[テスト] 中東で対米軍攻撃急増 米国「イラン関与なら責任追及」(日経)

中東で対米軍攻撃急増 米国「イラン関与なら責任追及」

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN250970V21C23A0000000/?type=my#AAAUAgAAMA

【ワシントン=坂口幸裕、リヤド=福冨隼太郎】米政府は中東の米軍拠点を狙った攻撃が急増している背後にイランの存在があるとの見方を強めている。ブリンケン米国務長官は24日、地域で紛争拡大や米国人攻撃に関与すれば「責任を負わせる」とイランに警告した。

直接戦火を交える事態を避けたい米国は周辺での抑止力強化を急ぐが、沈静化は見通せない。

米国防総省は24日、17〜24日にシリアとイラクにある基地が無人機やロケット弾などで計13回の攻撃を受けたと明らかにした。2021年1月〜23年3月の間に両国で米軍が攻撃を受けたのは83回だった。

米国はイランが後ろ盾になり、支援勢力を束ねて積極的に攻撃をしかけるよう促しているケースもあると分析する。イエメンのイスラム教シーア派武装組織フーシなどがかかわったとみる。

ブリンケン氏は24日に国連安全保障理事会で演説した。イランとの紛争を望んでいないと指摘しつつ、米軍を含む当局者を標的にすれば「迅速に断固として国民を守る」と唱えた。具体的な対応には触れなかったものの、軍事力の行使も辞さない考えを示した。

パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルの衝突が中東域内で飛び火すれば「世界中の人々に壊滅的な打撃を与える」とも語り、国連加盟国に拡大阻止へ協力を促した。「新たな戦線をつくり出そうとする国家や勢力に統一したメッセージを送るよう求める」と訴えた。

イランのイラバニ国連大使は24日、国連安保理で「ブリンケン氏がイランに誤った責任を負わせようとした。根拠のない主張を断固拒否する」と反発した。

「米国が罪のないパレスチナ人の虐殺に加担している」と指摘した。米国など一部の西側諸国がイスラエルに「不当な自衛の権利」を与えようとしていると主張した。

イスラエルの北部国境でレバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラが越境砲撃を重ねる。ハマスやヒズボラ、フーシはいずれもイランが軍事面で支える。

バイデン米大統領はハマスによるイスラエル攻撃の直後から、米国やイスラエルと敵対するイランなどが地域で緊張を高める行動に出るおそれがあると警戒してきた。

すでに原子力空母2隻を東地中海に送り、中東に地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)の配備と地対空ミサイルシステム「パトリオット」の追加配備も決めた。イランや中東の親イラン組織を抑止する措置の一環だが、効果があらわれているとは言いがたい状況にある。

 

Author: DOMOTO

3 thoughts on “[テスト] 中東で対米軍攻撃急増 米国「イラン関与なら責任追及」(日経)

  1. バイデン米大統領はハマスによるイスラエル攻撃の直後から、米国やイスラエルと敵対するイランなどが地域で緊張を高める行動に出るおそれがあると警戒してきた。

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