カテゴリー: 世界経済(その他)
ドルMMFの暴落はありえるか
リーマンショックの金融危機では、史上2度目のドルMMF元本割れを受けて、米国政府は危機対応を行った。世界的に長期の大規模金融緩和を行った次に来る金融危機では、ドルMMFは暴落するかもしれない。 米国MMFの…
中国の長期SDR戦略とBRICS
中国のSDR通貨バスケットについての長期戦略は、マスコミ報道とはだいぶ違うようです。 IMF(国際通貨基金)理事会は2015年11月に、人民元をSDRを構成する通貨のひとつにすることに決定しました。新しい通貨バスケットS…
マイナス金利では経済成長できない理由(元モルガンスタンレー・アジア会長)
前回の続きです: 前回:https://domoto-world.com/archives/1803928.html 元モルガンスタンレー・アジア会長のスティーブン・ローチ氏による、この数年の主要中央銀行の非伝統的金融政…
「マイナス金利は役に立たない、無駄な試み」(元モルガンスタンレー・アジア会長)
週刊現代の3月5日号に「預金封鎖に備えよ-マイナス金利で始まるとんでもないこと-」という記事が掲載されていました。 元モルガンスタンレー・アジア会長のスティーブン・ローチ氏によると、マイナス金利という金融政策は、ゼロ金利…
石油産出国ロシアのSDR通貨構想 [ 付:米ケネス・ロゴフの世界経済予測 ]
5年ごとに改定されるSDRの通貨割合が、来年2011年に改定される。 おそらく、その次の2016年の改定をスケジュールに入れての発表だと思うが、2009年4月に中国中央銀行の周総裁が発表した「SDR構想」は、現在4カ国の…
民主党は、ソブリン・リスクから流出する膨大な資金が石油・穀物市場へ流れた時の危機対策を、最重要視するべきだ
欧州中央銀行(ECB)のシュタルク専務理事は、「世界経済は金融危機の次なる段階であるソブリン債危機にすでに突入した可能性がある」と警告したそうだが、同様の、IMFが4月20日に発表した金融安定性報告はしらばくれている。 …
米国の「輸出倍増計画」と中国のインフレリスク
1月後半からのグーグル問題、米国の台湾への武器売却、人民元切り上げなどの、突発的に見える米中関係の緊張と対立は、高失業率と政権支持率低下を懸念したオバマが、今後5年間での「輸出倍増計画」を立ち上げるための布石であったよう…