アメリカに対してイランと共闘していたシリアは、サウジアラビアとの関係改善を図っている。

サウジアラビアとシリアは、イラクでイランとの代理テロ戦争を行い、イエメンでは隣国のサウジとイランが代理テロ戦争を行っているようだ。



ワシントンのハドソン研究所の日高義樹氏によれば、中東地域のシーア(派)化を狙うイランが、最もシーア(派)化の標的にしているのは、サウジアラビアだという。



イランは、中東地域のシーア(派)化の方法論として、核兵器開発よりもより実戦的な「テロ戦争」を推進しているようだ。



邦訳記事では、9月近辺に「中東TODAY」サイトがこの動きを追っていた。

http://www.tkfd.or.jp/blog/sasaki/



英文記事では、「Google news」でキーワード検索を休日に結構試みたが、中東でのイランによるシーア化政策を背景とした、イラン、サウジ、シリア間の顕著なテロ戦争の記事の多くを読むことができなかった。

時間の制約のない方は、調べるとかなり面白いと思う。



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シリア、サウジが関係改善 両首脳「協力の地平開く」(10月8日)



http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009100801000167.html



【カイロ共同】サウジアラビアのアブドラ国王は7日、シリアの首都ダマスカスでアサド大統領と会談。国営シリア・アラブ通信によると、両首脳は「それぞれの国家の利益において、新たな協力の地平を開く」ことで一致、2005年のハリリ元レバノン首相暗殺事件などでぎくしゃくしていた関係の改善を表明した。

 親米のサウジは世界最大の産油国で、レバノンと近い関係にある。シリアはイランとともにパレスチナのイスラム原理主義組織ハマスやレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラを支援している。関係改善は、中東地域全体の安定につながる可能性があり、オバマ米政権が目指す中東和平にも弾みとなりそうだ。

 AP通信によると、アサド氏側近は記者団に対し「シリアとサウジの関係は非常に前進した」と述べ、会談の成功を強調。会談ではパレスチナ自治区におけるユダヤ人の入植活動の中止などについて、共にアラブ諸国や国際社会への呼び掛けを強めることが話し合われたという。

 アブドラ国王のシリア訪問は05年の即位後初めて。ハリリ元首相暗殺ではシリアの関与が疑われ両国関係は悪化したが、米国がシリアとの対話路線に乗り出したことなどを受け、サウジは7月、召還していた駐シリア大使を再び指名、関係改善の兆しが出ていた。



2009/10/08 09:16 【共同通信】





DOMOTO

http://www.d5.dion.ne.jp/~y9260/hunsou.index.html