サウジアラビアへのパキスタンの核兵器での協力は、2014年11月のメルマガや今年3月12日号のメルマガでもお伝えしてきました。この両国の核兵器での協力は一般によく知られているのですが、4月21日にサウジがイエメンのシーア派武装組織フーシ派に対する空爆終了を宣言し、その直後もそれを続行させたという頃から、事態はどうもサウジにとって非常に不利な方向へと進み始めているようです。
1月下旬にアブドラ前国王が亡くなり、パキスタンからはナワズ・シャリフ首相や軍の首脳がリヤドを訪れ熱心な会談が行われていたようです。
前国王が亡くなった11日後の2月3日にはパキスタン軍統合参謀本部のラシッド・マフムード議長がサルマン国王と会談、3月4日にはナワズ・シャリフ首相が3日間の日程でリヤドを訪れ、サルマン国王と会談。
http://www.washingtoninstitute.org/policy-analysis/view/nuclear-nuances-of-saudi-pakistan-meeting
http://www.brookings.edu/blogs/markaz/posts/2015/03/02-riedel-bibi-addresses-congress-saudi-king-salman-summoned-pakistan-nawaz-sharif-on-iran
http://www.al-monitor.com/pulse/originals/2015/03/saudi-pakistan-yemen-taliban-iran-sunni-salman.html
http://www.brookings.edu/blogs/order-from-chaos/posts/2015/04/22-pakistani-pivot-riedel?rssid=yemen&utm_source=feedblitz&utm_medium=FeedBlitzRss&utm_campaign=FeedBlitzRss&utm_content=The+Pakistani+Pivot+from+Saudi+Arabia+to+China
中国、パキスタンのインフラ開発に5.5兆円 「経済回廊」整備へ (4/21-2015 AFP通信)
http://www.afpbb.com/articles/-/3045953
シャリフ首相らは、このパキスタンの巨大なインフラ整備に対し、イスラム過激派集団から中国人労働者を守るために、新しい特別師団をつくることを習近平国家主席に約束したのです。それゆえサウジに派遣する部隊の余裕はないわけです(※ 前出“The Pakistani Pivot from Saudi Arabia to China” ブルース・リーデル, 4/23 の記事より)。
そして、米国のように、パキスタンは中東から離れて東アジアへ移動したい』
http://jp.wsj.com/articles/SB11340384235203263823104580569641940772972
なぜなら第2節のロシアの中東戦略で述べましたが、中東地域での中国、米国、ロシアのオフショア・バランシング戦略では、イランを「バック・キャッチャー」にしていると考えるからです。







