手元のメモによれば、ニュースキャスターの国谷裕子さんは、2023年12月20日の 『クローズアップ現代』 (NHK)でこう言われていた。

地球温暖化問題は、人類の最大の課題で

「SDGsアジェンダ2030には、 『我々は、地球を救う機会を持つ最後の世代になるかもしれない』 と書かれている」

SDGsを伝える言葉を求めて 国谷裕子
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tits/23/1/23_1_80/_pdf/-char/ja

2023年はロシア・ウクライナ戦争に加え、10月にパレスチナ・イスラエル戦争が始まった。
中国・ロシア陣営の勢力拡大とともに世界の分断は深まり、混迷し、地球温暖化問題への時勢収拾の見通しは全く立たない。

地球温暖化の不可逆的な暴走現象が警告されている。

ホットハウス・アース理論 ヨハン・ロックストローム(2021年4月12日 NHK)
https://www.nhk.or.jp/minplus/0019/topic024.html

温暖化は暴走する? 江守正多(2024年3月 国立環境研究所)
https://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/20/20-2/qa_20-2-j.html

世界の政治家による国際政治での地球温暖化問題の解決は、その国の国益と有権者の経済的な要求が各国の政治家の政策を規定するから、地球温暖化問題の解決やSDGsアジェンダとは、真逆な方向に進んでしまう。

各国の有権者が地球温暖化を切実なものとして捉え、地球温暖化問題の解決を投票の大きな基準として政治家を選ぶのは、地球温暖化の不可逆的な暴走現象が始まった後になってしまい、これにより致命的なタイムラグが生じ、地球温暖化の不可逆的な暴走現象はもはや決定的なものになってしまう。

急速に進む危機への時間的制約から考えると、国際政治を主導する政治家に期待したり任せておいても事態は進展しないまま、時間は無為に過ぎていく。

まず先に私たち個人が行動し、そして政治家に働きかけ動かしていく。
地球温暖化を食い止めるのは、トランプでもハリスでも習近平でもプーチンでも石破さんでもない。
地球温暖化を食い止める主役と主体は、私たち自身だ。私たちが政治家に働きかけ動かしていく。

私たち個人の行動の一つとして、英語などの言語によるブログやSNSでの情報発信やコミュニケーションは、有効な手段の一つであると思う。英語などの言語に堪能でなくとも翻訳サービスや翻訳機能を活用して、後から自分なりに添削していけばいい。

地球温暖化の不可逆的な暴走現象が警告されている。

解決できない問題は存在しない。

なぜなら、解決できなければ人間が存続できなくなるからだ。